シノブは……、あっ、返信!


『一緒に、喫茶ノムラに行かない?』


メールじゃわからないけど。

シノブはオネエだった……。

そして、私より、ずっと、ずーっと、乙女心を理解していた。


『うん、行く!!』


それだけ送ると、私はベッドの飛び込んだ。

ホンットに、私の気持ちは全然わかってくれないんだから!

私には、女子力について語るくせに。

何?

私は女子じゃないのか!?


『じゃあ、あさってね。バレンタインだから、チョコのお菓子食べよっ♪』


でも、ホントに困ってるのはそんなことじゃなくて。

シノブは女の子が好きなのか、ってこと。