「こんにちはーっ!」
アタシがマキちゃんからもらった小さな紙袋をバッグにしまったとき、アイツの声が聞こえた。
足音がどんどん大きくなって、レッスン部屋のドアが開く。
「コータくん、こんにちは。」
「こんにちはっ!」
ホント、うるさいヤツ!
ばかデカい声に、頭がガンガンする。
「あっ、先生。それ何?」
ピアノの上に置かれたマキちゃんチョコを目ざとく見つけたアイツは先生に尋ねる。
「マキちゃんがくれたの。」
「コータくんにも、あげるよ。」
「マジで?ありがとー!」
アタシと同じ紙袋をもらったアイツは、バカみたいにはしゃいでた。
それを見てアタシは、さらにムカついた。
アタシがマキちゃんからもらった小さな紙袋をバッグにしまったとき、アイツの声が聞こえた。
足音がどんどん大きくなって、レッスン部屋のドアが開く。
「コータくん、こんにちは。」
「こんにちはっ!」
ホント、うるさいヤツ!
ばかデカい声に、頭がガンガンする。
「あっ、先生。それ何?」
ピアノの上に置かれたマキちゃんチョコを目ざとく見つけたアイツは先生に尋ねる。
「マキちゃんがくれたの。」
「コータくんにも、あげるよ。」
「マジで?ありがとー!」
アタシと同じ紙袋をもらったアイツは、バカみたいにはしゃいでた。
それを見てアタシは、さらにムカついた。


