『エイト君ってカッコイイよねぇ』



『ホーント…他の男子なんかと比べ物になんないもんね』



『あ……エイト君に聞こえちゃうよ』



聞くつもりがなくても、聞こえてくる声。



僕にわざと聞こえるように言ってるの??



そんなの聞いても嬉しくなんかないのに。



こそこそと話してるならもっと上手くやってほしいな。



こんな僕のどこがいいんだよ??



『素っ気ない感じもいいよね!!そこがまた特別カッコイイもん』



なんだよ……それ。



女の子がそうやって僕を特別扱いするから、



僕には心から仲がいいって言える、



男の子の友達が出来ないんだよ。