「俺が知ってる暁は、そんなに器用なやつじゃない。初めは罰ゲームだったかもしれないけど、きっと暁も純ちゃんに惹かれていたと思うよ」

翔太君の言葉が嬉しかった。

「うん、うん。ありがとう、未那、翔太君」

私は涙を拭いて笑顔でお礼を言った。

「私ね、暁を好きになったこと後悔はしていないの。また少しずつだけど、暁からもらった気持ち、大切にして前に進んで行くね」

私の言葉に未那がすごく喜んでくれて

「よかったぁ。また恋をするよ・・・ね?」

「うん!」

未那も翔太君も優しく微笑んでくれてた。

「よし!アイスでも食べて帰るか!」

「いいね!翔太のおごりでね!」

「うげっ、まじか。俺今月金欠なんだけど」

「今月~?毎月のまちがいでしょ」

「あ!そうだった」

未那と翔太君のやりとりを見て、クスクス笑いながら教室をでた。

本当にありがとう。

2人のおかげで気持ちが楽になったよ。