罰ゲームで告白ってなんだよ!

教室に戻った俺は、机に顔を伏せていた。


俺、洸一、聡の3人は、テストで一番低い点数をとった奴が罰ゲームを受ける!なんて遊びをしていた。

洸一は早瀬グループの御曹司、聡は弁護士を目指し、俺は医者になりたい。


小学校からの友達である俺達は馬鹿ばっかりやってた。

洸一の家の持ち物である土地に、何故か放置されていた乗用車を

「秘密基地だ!」

なんて言って、車1台を見事に解体してみたり。

他人の家の庭に池があって、そこで鯉を飼ってるのを見つけて。

3人の手作りの釣竿で鯉を釣ってみたり。

もちろん、家の人に見つかって逃げ出したけど・・・。

3人が一緒にいる時は要注意だ!と言われるくらい、悪戯ばかりしていたんだ。

そんな俺達だったから、勉強はしなくちゃいけないと思いながらも、なかなか集中できなくて。

そんな時、洸一が

「テストで一番点数が低い奴に罰ゲームね」

と提案してきて、面白そうだったからやってみる事にした。

それが中学2年から始まって、高校2年まで続いていた。