次の日の朝は、暁の隣で目が覚めた。
横を向くと暁の寝顔。
嬉しい気持ちと恥ずかしいのと、なんともいえない気持ちで暁を見つめていた。
「・・・好き」
呟くように言ってみたら、すごく恥ずかしい。
しかも、何でこんなにかっこいいんだろう・・・相当はまっちゃってるなぁ。
昨日のことを思い出すと急に恥ずかしくなって。
・・・あごのしゃくれは・・・・面白かった・・・。
1人でニヤニヤしてた。
・・・そろそろ起きないと。
暁に背を向けて、ベッドを降りようとしたとき
「俺も・・・・」
ぐいっと腕を引っ張られて
「わっ」
後ろから抱きしめられちゃった。
「あ、あ、暁?」
「なに、ニヤニヤしてんの?」
!!!・・・見られてたんですか・・・。
「え?え・・・」
おろおろしてたら
ちゅっと優しく頭にキスされて
「純、こっちむいて?」
ム、ムリ・・・。
恥ずかしい。
「・・・・やだ」
「え?・・・なんで?」
「は、恥ずかしいから・・・」
私の顔は茹蛸みたいに真っ赤になってるに違いない。
暁はゆっくりと私を離すと、自分の方に私の体をむける。
「おはよ・・・」
優しい笑顔で言う暁。
うわぁぁ、ヤバイ・・・朝からその顔は心臓に悪い。
「お、おは・・・ん・・」
挨拶の途中で唇をふさがれた。
あああああああああ。
た、助けて・・・・。そのうちきっとドキドキ死する。
軽いキスを2,3回繰り返してからぎゅっと抱きしめられる。
もう、朝から甘甘な暁にドキドキメロメロ。
「あ~、離れたくねぇ」



