「え?ええ?」

ち、ちょ、ちょっと待って!?

私、抱き上げられてますけど?

このまま、暁の部屋に行くの?

やだやだ、緊張する・・・心の準備が!

本当に待って!

パニクってるうちに、ベッドに下ろされて・・・どうしよう。


「で、でででも、舜君がこんなときに・・・」

何とか気持ちをそらさなきゃ。

「あ〜、舜か・・・」

何か考えてる・・・やめてくれるのかな?

「大丈夫。舜には了解とったから」

はい?

今、なんと?

了解とった??

なんの了解???

も〜やだ。わけわかんない。


そう思っているうちに、おでこにキスを落とされ・・・。

「純」

その顔やめて・・・反則。

かっこよすぎる・・・心臓もたないってば!

「ちょ、あ、暁、その顔・・・反則・・・」

「あ?」

あ、あれ?

顔が・・・ふっ、ふふっ・・・。

なに考えてるの?

あ、あごが・・・・しゃくれて・・・。

ここは突っ込んだほうがいいのかな。

「あ、暁・・・あごが・・・しゃくれてる・・・けど・・」

私に言われて、何か気がついたらしい・・・。

「もう、やだぁ」

普通ここであごとか、しゃくれさせる?

面白すぎ。

「だよな」

恥ずかしそうに笑う暁が可愛くて・・・でもかっこよくて。

暁が大好きだよ~って、叫びたくなる。