それから2人で話をしたけど、香奈枝の話になったら・・・顔が怖い・・・。

何だろう?

オーラが・・・黒い?

この話はやめた方がいいのではないかって思っていたら、暁が

「俺たち見られてたよ?」

と、言った。

暁の言葉に青ざめる。

そうだ!私廊下で暁の腕をつかんで・・・しかも『暁』とか呼び捨てにして・・・しかも『まってて』とか『いこう』とか?

・・・・・ヤバイ・・・・絶対ばれてる。

未那にあれほど釘をさされたのに・・・。

後で絶対怒られる。

・・・・・未那怒ると怖いから・・・。

「仕方ないよ。うん」

うん?ってなんで自分だけ納得してるの?

嫌だよ。

明日学校行きたくない。

・・・絶対行きたくない〜。

はぁ、嫌だな学校。

学校?・・・あ、そうだ。

早瀬君と成宮君の話はしておかないと・・・。

「素敵な幼馴染だね」

って言ったら抱きしめられちゃった。

なんで?

「純」

「うん?」

「すき」

え!・・・ええ?

う、嬉しいけど、緊張する。

「私も・・・・す、好き・・」

凄く恥ずかしいんですけど。

「もう、別れるなんて・・・やだよ」

あ、勝手に口が・・・

「うん。ごめんな」

誤ってくれるの?

私も悪いのに・・・。

「寂しかったんだからね」

ほんとだよ?

いっぱい泣いたんだよ?

「うん」

もう離れたくないよ。

「・・・ずっと、一緒にいて・・くれる?」

「うん、ずっと一緒にいるよ」

暁の言葉で不安が消えていく。

「暁」

「ん?」

「大好き」