「あっ…」 咲が外を見て口を開ける。 私は後ろを振り向いた。 「あれ…クスギのカレシじゃない…?」 そう、サトル君がガラが悪そうな男子高校生たちと目の前を通り過ぎて行った。 「私、あとを追いかけてみるっ。」 「えっ、やめなよ!」 立ち上がる私の腕を咲は引っ張り、首を振った。 「ヤバそうじゃん…。そういうのにクスギが首を突っ込んじゃダメだよ!」 咲は心配そうに私を見る。 咲…ごめんね。 「行ってくる。」