私は…私は…彼のことが…。 「荒月はどうでもよい人じゃないよ」 いつからだ、この感情は。 追及する場所が違ったのか、それとももっと置く深くに眠っていたのか。 もしかしたら、他人に言われ過ぎて自分の感情を抑制していたのかもしれない。 どちらにせよ、今、それに気づくのには遅すぎた。 私、 ―荒月のことが好きかもしれない。