赤ずきんと狼。



「結依は?」


「私は…未定。」


「…そっか。」



私はサトル君みたいに絵が上手いわけじゃないし、取り柄もない。



期待もされてない。



だから、進路とか将来の夢とかいまいちまだ浮かばない。




「ごめん…暗い顔すんなよ…」



サトル君が私に近づき、私のあごに手を置いてそっとキスをした。



「…わぁ」


「なんだよ、その反応」


「だっだって…久しぶりなんだもん…」



照れてうつむく私にサトル君はフフッとはにかみ、またキスをした。




「ん…」



そのキスは長い。



「んんんん…!!」