日常生活に必要な物以外には、やっぱり画材が多い。 壁には彼がとったみたいな景色が映った写真が貼られ、 机にはパレッドや絵の具が置いてあった。 あとは、端っこに風景画の絵や有名な画家の絵が載っているらしい本が何冊か重ねられている。 なんか美術家の部屋を覗いているみたい。 「はい、お茶。」 サトル君はテーブルにお茶を置いてくれる。 「ありがと」 「じゃあ、始めようか」 私は数学の問題集を開いて彼に見せた。