何も手につかない…

何をしてても落ち着かず、何もかもが嫌になった
昔からの仲間は結婚し

周りを見渡すと自分だけが独り取り残されていた
不安と孤独だけでなく、自分の居場所がなかった
ちょうど同じ時期に人の保証人で、多額の貯金を失い…

長年勤めていた仕事も数字に追われる毎日で体を壊し、仕事もできないくらい心身衰弱していた…
結果的には復帰のメドがつかず、会社を退職…

あの頃は何もできず、人に会う事もできなかった
正直一生目が覚めなければ良いと毎日朝がくるたびに思っていた…

そんな生活が二年続き…テレビで『死んだら終わり』という言葉を聞き…
私は目が覚めた!!

どうせ諦めた人生だからもう一回やり直そう☆

死んだと思えば何でもできる!!

その決意を胸に私は長年慣れ親しんだ地元を出た
誰にも行き先を告げず…