「お前、まだ吸うてんねやな」

聞き覚えのある声と懐かしいジャージにサンダル。

「あ?お前か…」

「えっらい言われようやな」

「停学くらってたんだってな」

「せやねん。
久々の学校やから面倒やわ」

フェンスから外を覗きながら
うーんと唸りながら背伸びをした。

「てか、久々やな」