虹の世界

「美羽。」


そっと頬に手を添えた。

真っ直ぐな瞳で俺を見つめる。









そっとそっと重ねた唇は、とてもとても優しくて、暖かくて、もう、他には何もいらないと思った。











俺たちは、深く繋がり始めた。

心が、どんどん熱くなっていく。










「ずっとこうしてたいな。」


月明かりの下、抱き締めたまま、呟いた。












美羽が大好き。


ずっと側に居たい。










心に刻んだ。










二人で、心に刻んだ。










赤い糸











赤い糸で繋がった俺たち。

重ねた唇が、小さく震えていて、抱き締めた腕をほどけなくなった。