「メリークリスマス」


にっこりと、優しく微笑んだ彼は。


「このクリスマスツリー、今年からここにできたんだ。12時になった瞬間に、どうしても真希に見せたくて」


「あ、……」


優しい彼の言葉に、私はゆっくりと、腕時計に目を遣る。


12月24日。


午前0時――…


そんな彼の気持ちが、泣けるくらいに嬉しくて。


「すごく素敵な……クリスマス」