不思議な空の色だった。



重そうな雲がめまぐるしく形を変えて行く片隅の空に、薄灰色のベールに覆われた、太陽の光がまぶしい。


あってもなくても同じようなバス停の古びたトタン屋根が、バラバラと大きな音をたてた。



土が剥き出しの砂利道に、たちまち大きな黒い水玉模様ができる。


その一瞬に、あたしの身体は強く冷たい雫に流されて行く。