「……変なの」


私はふんっ、と小さく笑って、冷めかけた味のないコーヒーを口に含んだ。


改めて、考えてみると。

私たちって、不思議な関係なのかもしれない。


「まぁ、それも……アリかな」


ふふ……っと、私はまた小さく笑う。


ひとつだけ、言えること。


彼と一緒に居ると――

私はいつも心から、ほっと落ち着くことができる。

柔らかい羽毛布団に包まれて、何の不安もなく眠る小さな子供のように。


彼の腕の中も、この冷蔵庫の隣の、僅かな場所も。


私はここに、『居たい』――


心がそう囁いているように感じて、私はそっと瞼を閉じた。