とにかく入り方がどうであれ、そんな形から始まる恋愛も、アリなんだと思う。


恋愛、――?


自分の中にふと浮かんだ言葉に、自問自答する。


私は――


彼に、『恋』している?

それとも彼を、『愛』している……?


答えの出ない自問自答を心の中に置き去りにしたまま、私は小さく自嘲しながら肩を竦める。

ポケットに入れたままのキーホルダーの鈴が、りん、と鳴った。


何度目かに身体を重ね合わせた後、彼は私にこの部屋の合鍵をくれた。


『いつ来ても、いいよ』


そんな台詞と、共に。