境内を横切り、ゆっくりとした足取りで神社の西側へと向かう。


一歩一歩砂利を踏み締める度、その場所へと近付く度、微かに不思議な胸騒ぎを覚える。

僅かに人が通れる程の木々の間をすり抜けた瞬間眩しい光が射し、僕は思わず目を閉じた。


そこに――

彼女が居るような気がして。


息を呑み、僕はゆっくりと瞼を上げた。