シェジャン姫の遊戯

「王妃さま!たった今、
アロース王国の
ベルトワ国王さまが到着され、
王妃さまにご面会をとおっしゃってます!!」

それはまさに寝耳に水だった。

「それは、間違いなくベルトワ国王なのですか?」

王妃は驚きながら尋ねた。

「は、はい。数名の付きの
者しか連れていなかった為、
最初は私達も疑ったの
ですが、
ダルザス大臣が
ベルトワ国王さまだと
確認されました」

「わかりました。して、国王は今どこに?」

その時、にわかに
扉の向こうが騒がしくなり

ダルザス大臣の

「国王さま!お待ち下さい!」

という悲鳴と共に

バン!

と扉が開け放たれた。

そこには、緋色のマントを翻させた
ベルトワ国王が立っていた。