『あや、ばいばい★』


「がんばれ」


アタシは智高くんのところへ向かった。


はっきり言わなきゃ、


『…』


「みーっけ★」


『智高くん…』


「早いじゃん」


『行かないから!』


「だーめ、強制」


『嫌だから!』


ドン!

壁に押し付けられ動けなくなったアタシ。


「いくら喧嘩最強でも男の俺には敵わないわけ、そんくらい気づけよ…」

『くっ…』

悔しかった。

今までが否定されているようで、男なんかに簡単に負けるなんて…


「わかったらこいよ、」

てか、なんで喧嘩最強なのを知ってるの!?