家に帰って
玄関を開けると
お母さんがもうすでに
待機していた


「どういう事なの!!

説明しなさいっ」

「ごめんなさい

昨日は心愛さんを
家に預かさせて
頂きました

心愛さんと
お付き合いをさせて
頂いてる倉崎といいます」

優人がしっかりとした
口調で言う


「優ちゃん!?」

向こうからお姉ちゃん
が走ってくる

「雪姉!」

「心愛おかえりっ」

「ただいまっ」

私がそう言うと
雪姉は大きな目を
細めて笑う

その後もお母さんは
ずっとグチグチ
言っていたけど

父と雪姉に
なだめられて

しぶしぶ

「夕食食べていったら?」
と言った


普通ないつもと
変わらない毎日


でも幸せな毎日