双子は魔法使い!?

翌朝。

「過去、目が痛い…」

そう言った未来に、
「あんだけ泣いたら、腫れるに決まってるだろ」

ため息混じりに俺は言った。

その時、前から誰かが歩いてきた。

「先生だ」

未来が言った。

「さらに、若返ったな…」

昨日から単純計算すると、先生は30歳になった。

薬の効果、絶大過ぎる。

魔法界でブームになるのもよくわかる。

「おはようございます…」

あいさつをした俺たちに先生は首を傾げると、
「君たち、誰?」

不思議そうな顔で俺たちに聞いてきた。

「…はっ?」

言ってる意味がさっぱりわかりません。