双子は魔法使い!?

「意外といけますね」

飲み終わったビンを私に返すと、先生が嬉しそうに言った。

「喜んでもらえて光栄です」

言い終わった時、
「ったく、置く場所くらい決めろよ」

ぶっきらぼうな言い方と共に、過去がリビングに入ってきた。

後ろからポン酢とごまダレを持った未来がついてくる。

「だって〜」

「だってじゃない!」

さえぎるように言った過去に、未来は頬をふくらました。

「すみません、遅くなりました」

過去が腰を下ろしながら言った。

「いや、いいんだ。

構わないよ」

顔の前で手を振る先生は、上機嫌だ。

「じゃあ、食べよっか」

未来の声を合図に、私たちは食事を始めた。

○o。クロミSide。o○END