双子は魔法使い!?

言われた未来は…と言うと黙っているって、話を聞いたよな?

しかも、この人は2回も同じことを言ったんだけど。

「あの…」

何か言いたげに、未来が口を開いた。

「あなた、もしかして…会長さんのことが好きなんですか?」

未来がその質問を投げた瞬間、副会長の顔が紅くなった。

あ、好きなんだ…って、なぬっ!?

副会長は紅くなった顔を隠すように、うつむいた。

あ、図星ですか…。

しかし…未来のヤツ、よくわかったな。

そう思いながら、俺は未来に視線を向けた。