双子は魔法使い!?

未来はオーバーリアクションとも言える驚いた顔をすると、
「生徒会副会長の高科秋葉(タカシナアキハ)さんよ」
と、俺に言った。

「マジ!?」

生徒会長の次は副会長かよ…。

おふくろのヤツ、またやりやがったな。

「君、早く帰りたまえ」

シッシッと手で追い払う動作をすると、俺は言った。

「あなたには用はないわ」

ギロリと、副会長が俺を見るとそう言った。

どうやら俺はお呼びではないらしい。

「私が話したいのは、彼女の方なんだから」

今度は未来の方に視線を向けた。

怖ッ…。

魔法どころの問題じゃねーな。

と言うか、これはかかってねーな。