双子は魔法使い!?

「一体どうすればいいんだ…」

俺がため息をついた時、チャイムが鳴った。

「お昼休みが終わったみたいだね」

ため息混じりに未来が言った。

「仕方ないわ。

過去、ちゃんと未来を守りなさいよ」

クロミさんが言った。

「はい、わかりました」

俺たちは返事をすると、屋上から姿を消した。


ついたのは、階段の踊り場だった。

「生徒会長はいないみたいだ」

俺は辺りを見回して確認をした。

「生徒会長とは言えど、授業遅刻する訳にはいかないもんね」

未来がニッと歯を見せて笑った。

一応これはあんたの問題でもあるんだぞ。