双子は魔法使い!?

そうそう…って、んん!?

今、俺は未来としゃべってたんだよな?

と言うか、何故第3者が出現したんだ?

「未来、過去」

俺たちの名前を呼ぶその声に、
「クロミおば様!」

未来が嬉しそうな声をあげた。

クロミおば様って、ええっ!?

驚いて視線を向けると、天使の輪が輝く黒髪ストレートの若い美女がいた。

俺たちの双子のおば、クロミさんだ。

外見は若くてかわいいんですけど、中身は結構年齢をとっています。

魔女ですから、人間の皆様よりも長生きしていらっしゃいます。

「久しぶりね」

クロミさんがニッコリと微笑んだ。

「お久しぶりです、おば様!」

未来が頭を下げたので、
「ご無沙汰しています」

俺も頭を下げた。