双子は魔法使い!?

答えは簡単、俺たちは魔法使いだからだ。

「何か、おかしくない?」

未来が言った。

それは俺も思ってます。

「絶対に何かあるって!」

そう言った未来に、
「何があるの?」

俺は聞いた。

「バツゲームとか」

「ああ?

何でバツゲームなんだよ」

「きっと、生徒会長はバツゲームでやってるんだよ!

きっとそうだよ!」

「だとしても、おかしくねーか?」

俺はため息をついて、紙パックのコーヒー牛乳をストローですすった。

関係がない話だけど、このコーヒー牛乳ってヤツは美味だな。

人間界も結構いいところじゃん。

「バツゲームにしろ何にしろ、あの異常とも言える行動はおかしい」

そう言った俺に、
「そうね、まるで魔法にかかったみたい」

第3者の声が入ってきた。