双子は魔法使い!?

「未来!」

俺は未来の腕を引っ張ると、彼女から生徒会長を引き離した。

「何されるのですか?」

そう言って生徒会長ににらまれた。

俺はシカトすると、
「未来、行くぞ!」

この場から逃げようとした。

「お待ちください」

生徒会長は俺たちの邪魔をするように目の前に立った。

うわっ、ウザい!

仕方ないな、ここは1つ。

俺はそう思うと、
「邪魔です、生徒会長」

チョンと、人差し指で生徒会長の額をついた。

その瞬間、生徒会長の目から生気が失くなった。

「ここを通してください」

俺がそう言うと、生徒会長は首を縦に振ってうなずいて横に退いた。

俺は未来の腕を引くと、この場から走り去った。