「アハハハハハハ!」

お気楽とも言える笑い声が部屋に響いた。

「のだめ、おもしろーい!」

未来が笑いながら言った。

…バカだ。

そう言っている俺は、「ワンピース」の18巻目を読書中だ。

あの日以来、俺たちは学校を休んでいた。

今日で1週間目になる。

この1週間は適当にテレビを見たり、ブックオフからマンガをいくつか買いそろえて読んだりしながら過ごしていた。

俺たちは何冊マンガを読んだんだ?

そう思った俺はテーブルのうえに視線を向けた。

テーブルのうえには、読んだマンガとまだ読んでないマンガが積みあげられていた。

効果音で表すとするならば、“ドーン!”が似合うだろう。

少女マンガもあれば少年マンガもある、古いものもあれば新しいものもあると言う状況だ。