恋愛小説みとぉなことを言ぅて、わしゃぁ笑ったんじゃ。

「リュウ、気持ち悪い…」

何か聞こえたが、わしゃぁシカトすることにしたんじゃ。

「つーかさ、あの2人っていっつも一緒じゃね?」

仲よう話をしとる佐藤姉弟を眺めながら、リキがゆぅた。

「そりゃ、双子じゃけぇじゃないか?

仲良しでええな」

そうゆぅたわしに、
「いや、ムダに仲良過ぎじゃね?

むしろ、気持ち悪いくらいだ」

「リキ、余計なことをゆぅたら許さんよ?」

リキは口をつぐんだんじゃ。

いっこも、リキはゆい過ぎじゃ。

それにしても、確かにあの双子が他のヤツと仲良しなところを見たことがないの。

双子のヤツは必ずゆってええほど、いっつも一緒にいる。

何かきっかけがないじゃろうか?