双子は魔法使い!?

右を見ても左を見ても、何もない光景が広がっていた。

地面はコンクリートでできていた。

「あたしたちがこれから住む場所じゃない」

未来が言った。

住むって…。

「あんたは一体何を考えてるんだ!?」

こんな何もないところに俺たちが住むと言うのか!?

俺の質問がわかったのか、
「ここはね、屋上よ。

あたしたちが住むのはこのマンションの部屋よ」

未来が笑いながら言った。

「あ、そう…」

「じゃ、行こうか」

「ちょと待て!」

歩き出した未来の後を俺は追った。

「何すか、ここは?」

とあるドアの前で、俺は立ちすくんでいた。

「何って、あたしたちが住むところじゃない」

未来が言った。

いや、わかっていますけど。