「そんな事ないよ。私は、色んな顔の太一さんが見たい。
もっと知りたい……太一さんの事…。」


チュッ



「麻衣…。」


「じっ…じゃあね?あっ…明日、遅れないでよ?」


照れてんのか、いそいそと車を降りた。

ウィーーン


「麻衣!」


「何?」


「今日で最後。また明日な?」


「うん…また、明日。」


そう言って、玄関の中に入って行った。

また明日…。


何回言うたかなぁ。

明日からは…


「おやすみ」