「なんやぁ~。そんな事やったんかぁ…。」


ドサッ


力が抜けて、シートに体を預けた。


「もしかして、ずっと気にしてた…とか?」


「悪いか…。」


恥ずいやん…俺。


「ううん。」


そっと…俺の髪に触れた。


「俺…ガキやな。
麻衣の顔色一つで…喜んだり、不安になったり…。情けなぁ。」