「じゃあ…明日ね?」


ドアに手をかけた。

「麻衣。」


「ん…?」


力一杯、抱きしめた。


「どうしたの?」


「それは、俺のセリフや。
さっきから、何黙ってんねん。気になるやろ。
まさか…結婚止めるとか!?」


「はあ!?」


「えっ?」


大きく目を見開いて、見つめ合った。


「何で、そんな話しになるの?」


「え、ちゃうの?」

「お父さんと、お母さんに何て…挨拶しようかと…。」


はああぁ!?