「部屋の前、通りかかったら何や悲鳴みたいな声聞こえたから…。」


「だぁ~って、麻衣見たら朝からムラムラっと?
ジュニアが起立するからやなぁ…。」


「そんなん知るかいや…ったく、ええ年して…なぁ?麻衣ちゃん。」


「ホントですよねぇ。」


「ジュニア…着席やで?」


布団に顔を入れて、自分の下半身に、切なく声をかける。


ホントに大人なんだか、子供なんだか…。


「じゃあ、俺仕事だから行くな?」


「あ、行ってらっしゃい。」


イケメンてやつは、手を振るだけでも、サマになる。