やっ…やばい!!


叱られた子供の様に、しょげた顔が母性を、こちょこちょした。


「なぁなぁ…もう言わんてぇ。」


ドッキィ~~ン!


「分かったわよ…。」


分かったから、その眼差し止めてよぅ。

ドキドキが止まらなくなる。


「さ、どうぞ?」


「あっ…有難う。」

手が離れ、車の中に乗り込んだのに、まだドキドキしてる。

あの顔は、ホント心臓に悪い…。