あたしとディーンとレオンとエレットの4人は今度はコソコソしないで、関所を堂々と通り抜けフルジマ兵に先導されながらお城へ行った。変装していないからフルジマの人たちにジロジロ見られたけど、見覚えのある人たちが駆け寄って来てくれた。みんなが「ありがとう」と「ごめん」を言ってくれた。それが嬉しい、頑張って良かったって思えた。
お城の中に入って、大きな階段を上った先にフルジマ王が待っていた。
『マサルドリアの女王陛下、ご足労感謝します。この度は我が国を救っていただきありがとうございました。』
『気にしないでください、結果的にそうなっただけですから。ところで、あたしが王子様を助けたって聞いたんですけど誰のことですか?』
『これは紹介が遅れてしまって、ロナルド出てきなさい。』
『ロン!?』
フルジマ王が呼んで出てきたのは、一緒に穴に落とされたロンだった。
『王子ってロンのことだったの?』
『そうだよ。陛下、また会えて嬉しいよ。』
驚くあたしにロンが嬉しそうに飛びついてきた。
『陛下なんて呼ばないで、雨でいいよ。どうして黙ってたの?』
『アメこそ言わなかったろ?』
『だってあたしは魔族だもん、言えないよ。』
ロンはそうだねと笑った。それからフルジマ王から詳しい説明があった。
『奇病が流行りだし、困っていた時にとうとう息子も奇病にかかってしまいやもえず隔離穴に送ることになったのです。』
『だから僕、怖くなって逃げたんだ。』
『だから兵に終われてたのね。』
ロンは申し訳なさそうに言うから、あたしは気にすんなと頭を撫でてあげた。
『あなた方は息子だけでなく、フルジマの民すべてが救われました。なんとお礼をしたらいいか分かりませんが、みなさんとはこれからも良い関係を築いていきたいと思い同盟を申し込んだのです。どうかこれからもよろしくお願いいたします。』
『お礼なんていいです。あたし達と同盟国になっていただけることが何よりものお礼ですから。これからは人間と魔族のより良い関係を一緒に築いていきましょう。』
フルジマ王と握手を交わして、互いに同盟のサインをして正式にマサルドリアとフルジマは同盟国になった。
お城の中に入って、大きな階段を上った先にフルジマ王が待っていた。
『マサルドリアの女王陛下、ご足労感謝します。この度は我が国を救っていただきありがとうございました。』
『気にしないでください、結果的にそうなっただけですから。ところで、あたしが王子様を助けたって聞いたんですけど誰のことですか?』
『これは紹介が遅れてしまって、ロナルド出てきなさい。』
『ロン!?』
フルジマ王が呼んで出てきたのは、一緒に穴に落とされたロンだった。
『王子ってロンのことだったの?』
『そうだよ。陛下、また会えて嬉しいよ。』
驚くあたしにロンが嬉しそうに飛びついてきた。
『陛下なんて呼ばないで、雨でいいよ。どうして黙ってたの?』
『アメこそ言わなかったろ?』
『だってあたしは魔族だもん、言えないよ。』
ロンはそうだねと笑った。それからフルジマ王から詳しい説明があった。
『奇病が流行りだし、困っていた時にとうとう息子も奇病にかかってしまいやもえず隔離穴に送ることになったのです。』
『だから僕、怖くなって逃げたんだ。』
『だから兵に終われてたのね。』
ロンは申し訳なさそうに言うから、あたしは気にすんなと頭を撫でてあげた。
『あなた方は息子だけでなく、フルジマの民すべてが救われました。なんとお礼をしたらいいか分かりませんが、みなさんとはこれからも良い関係を築いていきたいと思い同盟を申し込んだのです。どうかこれからもよろしくお願いいたします。』
『お礼なんていいです。あたし達と同盟国になっていただけることが何よりものお礼ですから。これからは人間と魔族のより良い関係を一緒に築いていきましょう。』
フルジマ王と握手を交わして、互いに同盟のサインをして正式にマサルドリアとフルジマは同盟国になった。

