まただんだん寂しくなって、部屋までの廊下の途中にある階段に腰を掛けた。
胸元から無くさないように、ネックレスにした鍵を握り締めた。こうするとなんだから元気になれるんだ、きっと鍵が励ましてくれているんだと思う。けど、今度は元気になれない。よっぽどホームシックになってるんだ、もう家には帰れないのかな?
『家になら帰ってるじゃないか。何を言っているんだ、アメ?』
後ろを振り返るとエレットが立っていた。
『あれ、あたし声に出てた?』
『かなりでかい声でな。』
『あたしそんな大声じゃありません。』
『それよりまだ練習は終わってないぞ、まったく途中で逃げ出すなんて貧弱者め。』
『ほっといてよ、あたし女の子なんだから弱くて結構。』
『何を言ってる、お前はこの国の王としてだな・・・どうした?元気がないな。』
あたしの様子に気づいたエレットが隣に座って心配そうに聞いてくれた。
『別に、ただいつまでココにいるのかなって思っただけ。』
『そうか、アメは異界人だったな。元の世界に帰りたいか?』
『そりゃあ、帰りたいよ。アッチにはお父さんや友達がいるもん。』
『じゃあ何故王になると言ったんだ?帰るまでの時間つぶしぐらいにしか考えてなかったのか?』
エレットは急に立ち上がって大声を出した。
胸元から無くさないように、ネックレスにした鍵を握り締めた。こうするとなんだから元気になれるんだ、きっと鍵が励ましてくれているんだと思う。けど、今度は元気になれない。よっぽどホームシックになってるんだ、もう家には帰れないのかな?
『家になら帰ってるじゃないか。何を言っているんだ、アメ?』
後ろを振り返るとエレットが立っていた。
『あれ、あたし声に出てた?』
『かなりでかい声でな。』
『あたしそんな大声じゃありません。』
『それよりまだ練習は終わってないぞ、まったく途中で逃げ出すなんて貧弱者め。』
『ほっといてよ、あたし女の子なんだから弱くて結構。』
『何を言ってる、お前はこの国の王としてだな・・・どうした?元気がないな。』
あたしの様子に気づいたエレットが隣に座って心配そうに聞いてくれた。
『別に、ただいつまでココにいるのかなって思っただけ。』
『そうか、アメは異界人だったな。元の世界に帰りたいか?』
『そりゃあ、帰りたいよ。アッチにはお父さんや友達がいるもん。』
『じゃあ何故王になると言ったんだ?帰るまでの時間つぶしぐらいにしか考えてなかったのか?』
エレットは急に立ち上がって大声を出した。

