麗音がいなくなって、もう家を出ないと間に合わないから、家を仕方なくでた。



学校に行きたくなくて、一回休んだ日があった。

次の日、学校に行くといつもの倍以上いじめられたから、もう休めない。















教室に着くと、目を疑う光景があった。


全部の机が散乱し、クラスメートのほとんどがおびえていたからだ。




何事かと思ったが、生憎僕には気軽に話せる相手がいない。



「おい、なにがあったんだよ???」


誰かが、僕の変りに聞いてくれた。



すると、いつも僕をいじめてる主犯角の奴が答えた。



「FUNKYの総長がここに人探しで来たんだけど、いなかったみたいで………

なんか、イライラしてたみたいでさ……
このありさまってわけ」





世の中には、恐い人もいるんだなと僕は思った。


しかし、こんな状態じゃ授業は無理だと悟った僕は、一人で体育館裏に足を運ぶことにした。