「いや、自分はここにいます」

そう言うと、

「佳奈も好かれたもんだな。
でも先生、先生も仕事がある。
生徒にも示しがつかないから、また仕事が終わったら来てくれるとありがたいな。
それより、少し休んだほうが良い」

そう言われた田村、

「わかりました。
また来ます」

そう言い、病室を出て自宅へ戻る。
学校へ行こうかと思ったが、

『仕事のことは気にせず、彼女についてあげてください』

と池田からのメールに気づき、とりあえずシャワーを浴びソファに横になった。