先生のビー玉

その後、孝枝のところへ向かっていると…

「戸田、大丈夫か?」

彼が話しかけてきた。

「あ、大丈夫です。
さっきは…恥ずかしかったですよ、先生」

佳奈が言うと、

「あはは…だって歩かせるわけにはいかないだろ?
だから、担いだ」

笑う彼。

「重くてすみません」

佳奈が言うと、

「はぁ?っていうかちゃんと飯食え。
軽すぎて驚いたわ」

そう言う彼だった、
それから孝枝に治療してもらい、体育館へ着替えに向かった。