「…そうか…分かった」

「すみません…」

謝る佳奈を見、

「いいよ。話したくないことは無理に話す必要はないから」

そう言い、結局その日は、彼が二人を送って帰ってくれた。

次の日、普通に登校した佳奈。
絵里を見る貴子の表情が…鋭い。

その日も普通に部活にいったが…
絵里は来ない。

少し安心しながらも、由梨たちに占いのソフトの使い方を説明していた。

時折、恭子や貴子が来てくれる。
馬鹿話をして帰る彼女たちだが…
佳奈にとってはとてもありがたいことだった。