「俺が…消毒してあげたい。嫌じゃなかったら俺の名前…呼んで?」


嫌じゃない。正直な気持ち。でも…声が出ない


「あ…っ…えっ…」

北城さんなら触れて欲しい。さっきのこと忘れさせて欲しい。必死に名前を呼ぼうとした


「ほ…ほう…じょ…さ…」