風が吹く中で

俺の独り言に隣の拓真が目を見開き見つめているのがわかる。気づかないフリをして歩き出す


それから授業を受け、帰る車の中では拓真からの質問攻めだった


「雅人!教えろよ」

「あぁ」


「お前、女出来たんだろ?どんな子だ!?まさか同じ学校か?」


「また今度教えるわ」


納得していない拓真をほっといて流れる景色を見ていた…