ラブリーホーム*先生の青③





「いっ……」


痛みが走って
声がもれて
顔をしかめる



「好きだよ、イチ。
オレはずっと好き。
付き合う前から
付き合ってからも
結婚して今に至るまで
そして、これからもずっと

一瞬だって萎えることなく
オレはイチが好きだ」


先生なりに
私のモヤモヤを感じてるらしい


愛情を曇らせた
このモヤモヤ


「嫌いになったなんて
言わないでよ、イチ。

イチにそっぽ向かれたら
どうしていいかわからなくなる」


カーって顔が熱くなる
耳元で甘えたように言われると
胸がキュッとして女の子になる
……………だけど


「………わからないよ
私だってわからないよ」


だけど
カーってなるのと同じ速度で
スーって冷めていく


「だって」



夕べのことを思い出すと
スーって冷めていく


「カナとは本当に
イチが怒るようなことは
ないんだって」


半ば、わずらわしそうな口調で先生が言うから


「だったら、
私が同じことをしたら?」


むきになって
つい言葉を返してしまう


「私が他の男の人に
夜、二人きりで会って
先生にも言ってないことを
相談しても平気?」


自分で言って
違う、違うと心で叫ぶ


私がモヤモヤしてるのは
先生とカナさんが
夜、二人きりで
会ったことじゃない


……でも、だったら何?


私の知らないことを
一番にカナさんに話したこと


それも、そう。
だけど、もっと違う何か


何かが引っ掛かり
モヤモヤさせる