……お義兄さんからかぁ
お義父さんと同居してる
パパの10才上の
腹違いのお兄さん
子供の頃から
何かと反りが合わないらしく
その上、
お義父さんの会社に入らず
パパが教師になったことも
気に入らないらしい
パパが言うには
親父の仕事を手伝ったら
手伝ったでもめるし
って苦笑いをしてた
あの事故の時だって
お義兄さんが病院に来たのは
一般病棟に移ってからの
一回きりだった
……その時だって
私のこと見て
まだ起き上がれないパパに
『教え子はらますなんて
やっぱりお前も
父親のだらしない血を
受け継いでるんだな』
なんてイヤミを言ったし
私もお義兄さん大嫌いだ
そんな人から
何もない時に
連絡が来ることなんて
まず、ない
……何があったんだろ
不安でパパが出て行った
リビングのドアを見つめてると
………パシパシッ
青波が私の背中を叩き
オモチャのケータイを
耳にあて
「ままぁー?」
「はいはい」
ポケットから
ケータイを出し
耳にあて
「青波くんですか~?
もっしもーし」
お義兄さんからの
電話が気になりながらも
さっきのパパのように
青波と「もっしもーし」って
遊んだ



