お砂場をチラリと見ると
マアヤちゃんが 仕切って
おままごと みたいな事をしてる
ペタリと座って
せっせか穴を掘る青波に
オモチャのスプーンを
持たせようと
マアヤちゃんは頑張ってた
「こないだ
お姉ちゃんの小学生で
PTAの集まりがあったんだけど」
ママたちの話題は
コロリと変わって
タイチくんママが口を開いた
「そこでねー
ほらS町の青空公園?
あるでしょう?」
タイチくんママの話に
マアヤちゃんママも
ネネちゃんママも
うんうん、うなずく
私も右に習いうなずく
「そこの公衆トイレで
6年の女の子が
売春してたんだってー」
「ええーっ!」
これには本当に驚いて
大きな声が出た
母親の大げさな声に
慣れてる子供たちは
こちらを見向きもしない
ろ、6年って……
小学生でしょう?
しかも公園の公衆トイレって
「ほんっとーに
怖い世の中よねー」
自分だって小5の娘がいて
他人事じゃないはずなのに
タイチくんママは
どこか面白がるように
私たちに話してた



